運送業界の深刻な状況は、受け取り側一人一人のねぎらいの気持ちが影響を及ぼします。9割の運送業者がいい思いをしていないという現状を受け止めて、むやみやたらに配達に頼ることはやめましょう。

9割弱が希望運賃収受できず
東京都トラック運送事業協同組合連合会(東ト協連、石川和夫会長)は組合員を対象にした「運賃動向に関するアンケート調査結果」を公表した。それによると9割 ...
物流業界ニュース:2017年11月13日 9割弱が希望運賃収受できず 富士物流株式会社は、3pl・物流・倉庫ソリューション企業です。 元記事を見る

トラックの運送事業組合連合会によると、9割近くの組合員の事業者が、今現在の運賃が「低い」と感じていて、深刻な状況に陥っているようです。

物流が盛んになってきている現在でもコストが低いという事は、運ぶものが沢山あるにも関わらずドライバーたちに負担がかかっているという事になると思います。そのためにドライバーが増えないという理由もうかがえます。もう少し運賃が高くなれば自然と良くなるかもしれませんが、今現在の状態ではコスト削減などもしているのでそれは難しいでしょう。今ほとんどの事業者が低いコストだと訴えているので、物流業界はこれから先も深刻になると思います。

ドライバーの平均年齢も「46~50歳」が最も多く、次いで「41~45歳」、「51~55歳」と、高齢化がうかがえます。

このままではドライバーの高齢化が進んでいく一方なので、ドライバーの事故も増えていく可能性が高いと思います。少しでも若手のドライバーを増やすべく、対策をしていかなければならないと思います。コスト削減も良いですが、それ以上にドライバー一人一人の状態を考えて、それに見合うコスト政策をしていかなければならないと思います。色々な面を踏まえて、このままでは「トラックの事故多発」というニュースが多くなることが予想されます。

このニュースのまとめ

今はオークションなどミカン一つからでも配達が出来るくらい、便利な世の中になっていますよね。けれども便利になっているという事は裏では必ず頑張っている人たちがいるんです。そういう裏方の人たちのことを忘れずに、ドライバーが宅配できてくれたら、ひとこと「ねぎらいの言葉」をかけてあげることが大事だと思います。「ありがとう」という言葉はとても大事です。また、むやみやたらに自分の足で買いに行けるものを配達してもらわないで、自分の足が五体満足で歩けるのであれば自分で買いに行きましょう。健康にも良いですし、一石二鳥ですよ。楽して配達ばかりに頼ってはいけません。一人一人の気持ちがこれからの運送業界に影響を及ぼすと思います。


配送に関するアンケートを取るなら

配送に関連するアンケートのアイデアです。こういったアンケートを取りたい場合は「100人アンケート」のご活用をご検討ください。

100人アンケートでは簡単でリーズナブルにアンケート調査ができます