
今回アンケート調査を実施した目的
現在、仕事のIT化に伴い、プログラミングやwebサイト制作、コピーライティング技術を学習できるwebスクールは年々増えています。しかし、運営する側にとっては、webスクール多様化に伴い、他社とのコンテンツ差別化が課題になっているのも事実です。私もwebスクールを運営する立場にいますが、集客の面で毎回頭を悩ませています。
「どうしたら受講生を増やせるだろうか」
「どうすれば生徒に満足してもらえるだろうか」
そういったことを確認、分析するために、アンケート調査を実施しました。
Webスクールを選ぶ際に、96%程度の人が講師の人柄や雰囲気が重要と回答
Q. Webスクール(語学やライタースキルやWebサイト制作技術を学ぶスクール)の講義を選ぶ際に、講師の人柄や雰囲気はどれくらい重要ですか?
アンケート結果によれば、なんと96%程度の人がwebスクールを選ぶ際、講師の人柄や雰囲気が最も重要と回答しているという結果が出ました。webスクールといえば、どこもスキル開発の面に重点を置いているイメージですが、受講生側が最も重視するのは「講師の人柄や雰囲気」だったことには驚きました。
講師選びのポイントは、肩書きよりも人柄や雰囲気が重要
Q. Webスクール(語学やライタースキルやWebサイト制作技術を学ぶスクール)を学ぶWebスクールの講義を選ぶ際に、講師に関する重要なポイントは何ですか?(講義内容やわかりやすさを除く)
続いて、webスクールにて講師を選ぶ際、生徒が最も重視するポイントについての調査しました。講師の肩書きや実績はあまり関係なく、人柄や雰囲気で決める受講生が多い、という運営側としては意外な結果となりました。確かに、過去の受講生と講師の関係性を思い返してみると、実績があるからといって、受講生と確実に良い関係を築けるとは限りません。
生徒の信頼や信用を得るのはいつも、「一人一人の生徒に寄り添った指導をしている講師」だといえます。
「受講すれば◯円稼げる!」
「スキルが身につきフリーランスになれる!」
と「スキル部分を前面に押し出せば、受講生が増える」という時代は終わったようですね。
講師に求めることは、一人一人に合わせて個別に対応できる柔軟性
Q. 多人数で受講するWeebbスクール(語学やライタースキルやWeebbサイト制作技術を学ぶスクール)で講師に求めることは何ですか?
次の設問では、講師に求めるポイントについて質問をしました。
約半分の方が「個々のスピードに合わせて個別対応をしてくれる」、次に「講義が面白くて興味が持てる」ということを求めています。事実、受講生1人1人の理解力や進むスピードは異なります。学校教育のように、全員が同じカリキュラム、同じスピードで行えば、運営側の負担は減るかもしれませんが、それでは受講生の満足度が下がってしまいます。
今はダイバーシティ、グローバル化など、それぞれの個性にフォーカスされる時代です。
そのため、受講生一人一人に合わせたカリキュラムを考え、個別に対応を行うことが大切だと痛感させられました。
今回のアンケート調査は、webスクール運営側である私にとって、とても学びのある結果となりました。スキル開発を前面に押し出すのではなく、受講生一人一人にマッチした指導方法の確立などを考える良いキッカケとなりました。