お祭りに関するアンケート調査



日本人はお祭りが好きと言われることがありますが、2024年現在のお祭りを取り巻く環境をアンケート調査結果から捉え直していきます。
お祭りの認知度や、自治体等の夏祭りの現状、お祭りに参加する人が何を着て何を食べたいかなど、お祭りに関して広くアンケートをご紹介します。
また、主催者側のアンケートから現在の問題点や、今後のお祭りの開催の新しい形なども知ることができます。

1. お祭りに関する一般の方向けアンケート


参加者がお祭りに対してどのような認知や参加態度を持っているかを知ることができるアンケートです。

日本のお祭りの認知度や参加経験についてのアンケート

「CCCマーケティング総合研究所【祭りに関する調査】高い認知率を誇る国内の主要な祭り」
調査主体:CCCMKホールディングス株式会社
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000807.000000983.html
認知度が高いお祭りは、「青森ねぶた祭」の75.3%で、「さっぽろ雪まつり」、「阿波おどり」、「祇園祭」でした。中規模の地方のお祭りも20%程度の認知度があり、日本人は広くお祭りに興味があるということが言えそうです。

夏祭りや盆踊りへの参加についてのアンケート

調査主体:株式会社クリエイティブジャパン
https://siryou.jp/sales_material_detail/8082
自治体等のお祭りについて、参加するが26%、参加しないが43%と参加しない人の方が大きく上回っています。また25%の人が開催されているか知らないと答えるなど、関心の薄さや情報が伝わってくる仕組みが無いなどの課題もありそうです。

お祭りに関するカップル向けアンケート

お祭りの季節まであと少し!カップルの夏祭りに対する意識調査2023
調査主体:合同会社Lani
https://www.dreamnews.jp/press/0000280776/
夏祭りに行く予定があると答えたカップルは52%に対し、行く予定がないカップルは48%となり、ほぼ半々に分かれました。また74%は普通の服で参加し、最も食べたい食べ物は「かき氷」が60%となりました。


2. お祭りイベント関係者へのアンケート


お祭りの開催側を取り巻く状況を知ることができるアンケートです。

afterコロナ時代における祭り・イベント関係者の意識・動向調査(PDF)

調査主体:祭り・イベント総合研究所 NTT東日本
https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/pdf/20230803_01_01.pdf
こちらはお祭りを開催する側のイベント関係者へのアンケートです。コロナ禍後に様々な課題を抱えていたり、お祭りを取り巻く環境を大きく6つのテーマで解説しています。
・「ヒト」と「カネ」の深刻な不足
・中小規模の祭りが大半を占める
・今後の祭りには若年層と高齢者の参加に可能性アリ
・祭りの実施目的は7割が「地域のため」
・全年齢層が祭りの参加に体力の課題を感じている
・祭りへの関心にコロナ感染症の影響があるとは言い難い


3. 具体的なイベント参加者へのアンケート例


特定のお祭りに参加した市民へのアンケート結果です。個別の事例を見ることで満足、不満足の事例を知ることができます。

2022年度折居台夏祭りアンケート結果について


2019小江戸甲府の夏祭り出店者アンケート集計結果について


「根津・千駄木下町まつり」利用実態調査報告書

調査主体:東洋大学国際地域学部国際観光学科東海林ゼミ
http://www2.toyo.ac.jp/~shoji/festival%20report21.pdf


4. 100人アンケートの独自調査


お祭りに関連するアンケート実施結果です。
Q. 花火は打ち上げを見るのが好き?手持ち花火をするが好き?
https://100nin.jp/watahen/detail/119


まとめ


様々な視点のアンケートを通してお祭りに対して、参加者の要望や、主催者を取り巻く環境の理解が深まったかと思います。
この記事はどちらかと言えばお祭りを開催する側の立場の方に読んでいただいているかと思いますが、
小規模なお祭りでも大規模なお祭りでも参加者の要望を的確に把握することが成功の一歩だと思います。
参加者も企画者も楽しめるイベントが増えることを期待しています。