
今回アンケート調査を実施した目的
昨今SNSは様々な形でビジネスに活用されています。
特にSNSマーケティングという名前がつけられるほどで、ブランド認知や新商品の拡散を狙った活用が主流です。
しかし「実際にインスタグラムがビジネス面でどれほどの影響力があるのか?」など、実際の影響力が明確でないために、インスタグラム運営に手を出せない人、アカウントは持っていても力を入れた運営ができていない、もったいない企業・サービス・商品は数多くあります。
そこで今回のアンケートは、企業がチャンスを逃さないように、どれだけインスタグラムがビジネスに影響し、企業が力を入れるべきかを明確にすることを目的にしています。
少しでもインスタグラム運営に迷っている企業の担当者、気になっている人は必見です。
全体回答者数:208人(男性:75人 女性:133人)
企業やサービス・商品のアカウントをフォローしている人は65%程度
Q1.instagramで企業やサービス・商品のアカウントをフォローしていますか?(友人や有名人以外のアカウント)より
まず、今回の調査で65%程度の人が企業やサービス・商品のアカウントをフォローしていることがわかりました。
また性別で見ると、男性はほぼ50%ずつだったのに対し、女性は73.68%(98人)の人が企業やサービス・商品のアカウントをフォローしていることがわかりました。
男性でも半分以上、女性では3/4程度の人はインスタグラムで企業やサービス・商品などの情報を少なからず得ていることがわかります。
また年齢別で見ると、全ての世代で50%以上の人がビジネスアカウントをフォローしており、特に40代以下の世代は、60~70%の人が企業やサービス・商品のアカウントをフォローしていました。
ここまでで、少なからず若者へのサービスや商品を扱っている場合は、インスタグラムアカウントの必要性を感じます。
女性では、56%程度の人がInstagramの情報を元に購入している
Q2.instagramの情報を元に商品・サービスを購入に影響することはありますか?より
「でもフォローしているだけで実際に売上にはならないのでは?」
SNSの影響度に実感がない方はこのような疑問を持つ方は少なくありません。
しかしQ2の結果で、50%程度の人はインスタグラムで得た情報が少なからず購入に影響すると回答しています。
特に男性は40%未満なのに対し、女性の場合は56%もの人が影響すると回答しました。
ここからインスタグラムユーザのうち、約半分の人がインスタグラム上の情報が商品・サービスの購入に影響し、特に女性向けの商品・サービスを扱う企業がインスタグラム運用をしていない場合、せっかくのチャンスを逃してしまうことになります。
約90%程度の人がInstagramで情報発信をして欲しいと思っている
Q3. Instagramで企業がサービスや商品の情報を発信することについてどう思いますか?より
90%程度の人が「どんどん情報発信するべきだと思う」と「適度に情報発信して欲しい」と回答しており、インスタグラムでの情報の発信は需要があることだと考えられます。
10代、20代においては100%が情報発信についてして欲しいと回答しています。
なので、インスタグラム上でサービスや商品の情報を発信することは、控える必要がないでしょう。
好感の持てるアカウントの条件とは?
「どのような情報を発信すればいいの?」
いざインスタグラムを運用するとなると、このような疑問が浮かんできますよね。
もちろん一概には言えませんが、具体的にいくつか好感の持てるアカウントの条件や好まれる情報について、意見をもらったので紹介します。
好感が持てる企業アカウントの特徴
『商品の良いところだけではなく悪い所も少しは紹介してくれる企業』
『見る側に対する配慮や思いやりが感じられるのは、好感が持てます。』
『なんとなく家族的あるいは人間的な温かみを感じるものに好感を持てます。温かい文などがときどき挿入されているものなら更に歓迎です。』
このように情報を包み隠さず提供する誠実さや、見る側に対する思いやり、ビジネスアカウントと割り切らずに人間的な部分を感じられる投稿をしているアカウントが好感を持たれています。
また、
『野球中継だけでは知りえないイベント活動や社会貢献に関する情報がわかり好感がもてる。』
『毎日のコーディネート情報』
『分かりやすい着まわし情報』
などの、他ではしれない情報や、いわゆる使える情報を発信しているアカウントにも好感がもたれるようです。
好感が持たれない企業アカウントの特徴
『ただ製品などを並べているだけ』
『同じネタを繰り返し投稿している』
『あまりにも投稿頻度が高い(1日3回以上)』
『明らかに商品告知やPR情報のみしか投稿しない』
などのアカウントは、好感がもたれないようです。
特に機械的な投稿、工夫がない投稿、また投稿が多すぎるアカウントは一度フォローしていたのに、逆に不快になりブランド自体のファンからも離脱してしまうマイナス効果があることも。
運用するのであればしっかりと上記を避けた運用方法を取らなければ、逆効果になりかねないので注意しましょう。